反訳では「その一言(ひとこと)が時を劃(かく)す」と語られるように,争いの最中わずかな一言の音声データが絶大な影響を及ぼすことを反訳経験豊富な反訳士は熟知しています。

音声データの中には,ポケットやカバンに録音機を納め録音した状況で,双方の会話が熱を帯び、夢中になっり体を動かす度にマイクが衣服に触れガサガサ、ザーザーと会話の背景に雑音も同時に録音されてしまうことがある。また、違う録音条件ではマイクに近い人の声は大きく,離れた人の声は小さく,良質な音声が録音されていないことが多く経験している。

その録音に埋もれた重要証拠に値する会話を反訳士が二名~三名,時には四名が同じ音声を視聴し会話時刻,会話者,会話内容,さらに会話位置を示す連続行番号を記帳しながら作成を進めるのが公用文書式の反訳書に方法なのです。