日本反訳士協会

反訳書の作成 (役割,書式,余白,見本,納期)

裁判法廷提出証拠資料の作成

古くはテープレコーダ,アナログレコード,ビデオテープレコーダーなど音声や動画が記録できる機器が主力でしたが,近年では誰もが持っている携帯端末,ほとんどの車両に搭載されているドライブレコーダー,店舗や街にあふれている防犯や監視カメラには証拠記録機能が保持されています。

  • 携帯端末の機能では
    ・電話通話記録録音
    ・マイク経由の通話記録録音
    ・年月日(ある事が行なわれた)情報の証拠記録

  • ドライブレコーダーでは
    ・車両の停止中と移動中の映像と音声の証拠記録
    ・一時停止中の映像と音声の証拠記録
    ・移動,停車中の車内全域の音声の証拠記録
    ・GPS受信データ記録「場所・方向場所など位置と年月日情報の証拠記録」。
    ・事故時の衝撃や急ブレーキ・急ハンドルを検知の証拠記録
    ・安全補足機能「車線はみ出し,発進遅れなどの証拠記録
  • 防犯,監視カメラでは
    ・エレベーター,店舗,ATM,住居の出入り口,室内,屋外の動体検知証拠記録
    ・年月日情報と会話及び行動行為証拠の記録

それぞれ裏付けが記録できる媒体(携帯端末,ドライブレコーダー,防犯・監視カメラ)に記録されたリアルな会話と動体行動や音(有形力,無形力)情報は裁判の法廷で真実,事実を証明できる大切な証拠なのです。

古来(こらい)より・百聞不如一見(bǎi wén bùrú yī jiàn)=「百聞は一見にしかず」の格言があります。※『何度も何度も聞くだけではなく,実際に目で(音や会話を文字に起こした証拠資料)を見ることで誰もが納得できる。』と先人は経験値で教えています。

近年の裁判では的確に事実が示せることで,リアルな会話と行動行為が確認できる証拠資料(反訳書)を整えて提示する事案が増大しています。

※(参考)
民法第148条の要約では「写真又は録音テープ等の証拠を提出するとき,録音,録画等の対象で証拠となる日時及び場所を明らかにする。」とされています。

※証拠表記を整理すると,

  • 誰と誰?,誰が何を話したか?
  • 会話者らの関係?
  • 録音,録画の場所?
  • 録音,録画の年月日は?
  • 録音,録画を開始,停止の時刻?
  • 会話や状況を記録した経過時間?
  • 証拠会話や状況証拠を示す書面形成?
  • 思い込み,想像,創作の不可証明?
  • 有形力,無形力の文字化表記?

となりますが,公用文書式の反訳書に証拠発生時刻を表記しますと以下になります。

  • 午前9時から録音を開始した場合 ⇒ 9時00分00秒
  • 午後4時30分から録音を開始した場合 ⇒ 16時30分00秒
※民法では
第144条
録音テープ等を反訳した文書を提出して書証の申出をした当事者は,相手方がその録音テープ等の複製物の交付を求めたときは相手方にこれを交付しなければならない。

第148条
写真又は録音テープ等の証拠調べの申出をするときは,その証拠説明書において,撮影,録音,録画等の対象並びにその日時及び場所をも明らかにしなければならない。

裁判の法廷に提出する証拠資料の形態は,「押印済み証拠資料三冊と音源三品を一組」とし,原告,被告,裁判所のそれぞれ提出します。

証拠資料の見本/サンプル

最高裁判所は裁判所の事件に関する記録その他の書類(以下「裁判文書」という。)について,平成13年1月1日から,日本工業規格A4判の用紙を使用し,書式を横書き(左とじ)と定めた。

<様式>

  • A4版横書きとする(片面のみ使用。A3判の袋とじもしない。)
  • 文字サイズは12ポイント
  • 1行文字数は37字
  • 1ページの行数は26行
  • 余白は,上端35㎜,下端27㎜,左側30㎜,右端15~20㎜
  • 左端は,綴じしろ,2箇所でステープラー(ホッチキス)止め,上端は受付印用のスペースとなる。

として,裁判では証拠資料三冊と音源三品を一組として原告,被告,裁判所にそれぞれ提出します。

反訳書の見本/サンプル

最高裁判所は裁判所の事件に関する記録その他の書類(以下「裁判文書」という。)について,平成13年1月1日から,日本工業規格A4判の用紙を使用し,書式を横書き(左とじ)と定めた。

<様式>
・A4版横書きとする(片面のみ使用。A3判の袋とじもしない。)
・文字サイズは12ポイント
・1行文字数は37字
・1ページの行数は26行
・余白は,上端35㎜,下端27㎜,左側30㎜,右端15~20㎜
・左端は,綴じしろ,2箇所でステープラー(ホッチキス)止め,上端は受付印用のスペースとなる。

反訳書見本/サンプル

証拠資料の反訳書見本/サンプル

 

※校正用証拠資料見本/サンプル

校正用反訳書

校正用反訳書

 

※証拠資料作成予測時間と納期
録音,録画を基にして反訳が作成された場合の書面情報と文字に起こす時間の概略


証拠音源

文字数

頁数

行数

校正用提出日数

完成日予定納期
15分 16,500文字 29頁 700行 4日目 7日目
30分 33,800文字 58頁 1,420行 6日目 9日目
45分 51,750文字 121頁 2,168行 8日目 11日目
60分 68,500文字 158頁 2,827行 9日目 12日目
1時間15分 83,200文字 189頁 3,420行 10日目 13日目
1時間30分 79,750文字 227頁 4,072行 11日目 14日目
1時間45分 113,600文字 260頁 4,671行 12日目 15日目
2時間 128,500文字 293頁 5,285行 15日目 18日目
2時間30分 159,000文字 367頁 6,518行 16日目 20日目
3時間 200,800文字 458頁 8,158行 17日目 23日目

※注意…・①,②,③,④,⑤,⑥の記号について
録音会話の速度によりそれぞれの数値に変化が生じます。
さらに,音源のノイズや雑音除去の作業が追加された場合は,完成納期日は変更されます。

① = 各種録音機器で録音された音声データ(盗聴は不可)の時間

② = 音声データから反訳された文字数

③ = 公用文書式の反訳書に整えられた合計頁数で、納品は反訳書三冊、音源三品

④ = そけぞれの会話者が発言した会話の行数

⑤ = 依頼者から音源を受取、反訳開始後の校正のための反訳書の提示予定日

⑥ = ⑤で校正終了後、再び音声と確認し完成品の納品予定日

 

※ 作成依頼のご依頼について,
証拠資料の作成は裁判日程を考慮の上ご依頼下さい。

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