一般社団法人日本反訳士協会は,裁判で音声データを証拠の資料として提出する資料の作成に関する専門的を業務を行っています。共に,音声データの反訳<テープ起こし>の専門技術者を志す方に反訳士の職名資格取得通信講座の受講も受け付けています。
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反訳,証拠資料の作成準備<裁判>

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・特質と視点

トラブルのない社会それは全ての人が望んでいることですが,世の中から全てのトラブルをなくすことはできません。
 
人の社会で予測もしないのに次々と起きるトラブルは人に例えますと体の病気のようなものです。
病に免れないようと日頃から予防していても不意にトラブルに巻き込まれることがあり,その病を治すには経験と技術を保有する医師の力が必要になります。
 
同じように人間社会で起きたトラブルの最後に解決する拠(よ)り所にする裁判所があります。

裁判所ではトラブルが起きて収拾が付かずに争っている当事者間の中心が裁判所で,それぞれが真実を証明する証拠資料(反訳書)など数々の書類を提出し裁定を受けます。
 
数々の証拠資料を目にする(裁判官)の視点,特質を前もって知ることもとても良いことなのです。
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近年,年間の裁判件数は・民事・行政で,2,260,000件,刑事1,240,000件,家事・少年で950,000件、合計では年間4,450,000件もの紛争事案が審理されていて裁判官は激務を極めていいます。

※…したがって, 提出書面を読む人(裁判官)は,多忙を極めています。ですから,さらっと読んで理解できる証拠資料の反訳書などの書面作成は大変重要なのです。

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提出書面の考え方で,提出者が裁判で議論を進めていく主張や道筋に論理性が保たれているが重要視されます。

※…ですから,反訳書を含む数々の書類作成では法律実務に共通した言語,公用・行政用語法に準じた書面に整えて,読み人の共感が得られる証拠資料の反訳書の作成は大切なことなのです。

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事実や真実の存在を示す直接的に認識できる書面に整える。

読み者は訴訟の進行を注意深く見察しています。そして,最終判決に向かう大目的を常に意識し提出書面を読みとりますから,その提出書面が訴訟の進行に沿っているのかなどを意識すねのが重要です。

※…争点が手続きに沿って整理整頓されていて,書類の提出タイミング,時期も意識することが重要になります。

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読み者は,それぞれが主張する証拠とする裏付書類を重視します。

したがって,読み者は証拠の関連性も強く意識し提出書面(反訳書)を重視します。

※…主張する事実が整理整頓された証拠書面と,それらを明解に説明できる証拠説明書などが重要になります。

録音,録画データを証拠の資料に整えるスペシャリスト(専門職)は反訳士です。
 
反訳士が整える証拠資料(反訳書)は「レポート,報告書,エッセイ,小説」のように「想像,空想,創作,面白可笑(おもしろおかしく)などの書面構成で証拠の資料として整えることは厳禁です。
 
 
反訳書に整えられた証拠資料が事実に裏付されているのかは重要な視点です。

その書面の形がまるで映画を見入るように秒単位の時刻の表記で会話や状況,さらに,会話と同時に聞こえる環境音をリアルに文字に起して説得できる証拠資料(反訳書)の作成技術を提供するのも反訳士の仕事です。

 

・音声会話の情報量

録音,録画の反訳で,一般人が話す会話速度とその情報量は1秒間に約6~7の漢字が交じった文字が反訳されます。

さらに,穏(おだ)やかな口調の時は1秒間5文字以下で,興奮した場面では1秒間に9~10文字の漢字が交じった証拠情報が反訳されます。

また,複数の人々の会話で特にさえぎる場面では,1秒間に10~14が文字が反訳されます。それらを録音,録画時間で一覧表にしますと証拠情報量を知ることができるのです。

録音,録画記録データ 全頁文字数 頁数 全行数
15分 16,500 29頁 700行
30分 33,800 58頁 1,420行
45分 51,750 121頁 2,168行
60分 68,500 158頁 2,827行
1時間15分 83,200 189頁 3,420行
1時間30分 79,750 227頁 4,072行
1時間45分 113,600 260頁 4,671行
2時間 128,500 293頁 5,285行
2時間30分 159,000 367頁 6,518行
3時間 200,800 458頁 8,158行

 

・記憶と当事者の校正力

人の記憶能力は驚くほど短く,わずか数秒,実際に自分でテレビやラジオから聞こえる話し声をメモに起こしてみると実感できます。

特に会話を文字に起こしますと,5~7字程度で,また,数字の桁数で確認すると,7~8桁程度が人が持っている短時間記憶能力なのです。

したがいまして,裁判反訳を専門職とする反訳士であったとしても,聞き違いや漢字の誤反訳が生じる事が有ります。

その不都合の予防のために反訳書の作成では作成依頼者を含めた複数の反訳士と合わせて校正し完成させるのが証拠資料の反訳書なのです。

校正の質次第で裁判で良い結論を得ることができるかが決まります。
特に「地名,業界用語,土地言葉,方言,地域言葉,俗語」など,当事者だ有れば判断できる重要な証拠情報の場合も多くあります。

※ 例として,音声を聴き氏名を反訳した反訳士の結果と依頼者による校正結果を以下にお知らせします。

  音源   反訳士が文字起し 依頼者が校正
そうけ 宗家 笽(さん)
あくつ 阿久津 圷(さん)
いり 伊里 杁(が丘公園)

①の場合で,反訳士は音源データを聴き「そうけ」さんを,「宗家」と反訳し文字に起しました。
しかし,反訳書の作成依頼者の校正の結果は「笽」さんが正解でした。

②の場合で,反訳士は音源データを聴き会話者と隣に同席していて契約権限が有る人の名前「あくつ」さんを「阿久津」と反訳し文字に起しました。
しかし,反訳書の作成依頼者の校正の結果は「圷」さんが正解でした。

③の場合で,反訳士は音源データを聴き面談場所の「伊里」が丘公園と反訳し文字に起しました。
しかし,反訳書の作成依頼者の校正の結果は「圷」が丘公園が正解でした。

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