当職が某財団法人評議委員の際に作成したカレンダー「琴線に響く言葉」処世に多少なりとも役立つ金言。

 

❖ 欠乏礼賛(けつぼうらいさん)

 人間は多少欠乏の生活が好い。それが修養となる。
十の生活費が必要な場合に八ぐらいしか収入がないという生活が一番理想的だ。

 

 

❖ 健康な人

 人間として欲望も才能も、そして気力も気魄もあり、しかもよく反省して自己を粛清し、てきぱきと事を処理していけるというのが本当の健康な人なのである。

 

 

❖ 沈黙は金なり

 言葉が多い。とかく煩わしくて、軽薄になりやすい。真実は、沈黙を愛するもので、立派な人ほど、また心のこもった場合ほど、とかく言葉は少なくなりがちである。

 

 

❖ 三学

 少年の頃にしっかり学ぶと壮年になってから役に立ち、壮年の時も学び続けると老年になっても気力が衰えることはない。老年になっても学び続けると、知識も一層高く深まり、社会に役立ち死後も名が朽ちることはない。

 

 

❖ 生きることは絶対

 何の為にとか、何が故にとかいうことは、生きるということから後に生じて来るもので、生きる、そのことは絶対なのだ。

 

 

❖ 人間の頭脳

 人間の頭はどれほど使っても悪くならない。使えば使うほどよくなる。頭を使って頭を悪くしたなどとは間違いで、それは頭が悪くなったのではなくて、身体のどこかが悪いために、その影響を受けただけのことだ。

 

 

❖ 手紙はたのしい

 郵便配達という仕事は、当人にはつらい労働であろう。郵便を待つ人々には嬉しいことで、辺鄙(へんぴ)な土地に住む人ほどその感が強いはず。その来信の中に好い手紙があって、貪(むさぼ)り読む嬉しさはまた格別である。

 

 

❖ 人間を変える

 人間を変えるような学問でなければ学問ではない。その人間とは他人の事ではなくて自分の事である。他人を変えようと思ったならば、先ず自分を変えることである。

 

 

❖ 先哲から学ぶ

 不安な時代に我々はどこに安心を求め、生活に力を入れるか。それには血の出るような生活の中から戦い抜いた先哲の研究が一番。

 

 

❖ 情熱

 人に大切なものは、知識よりも才能よりも、何よりも真剣味であり、純潔な情熱である。感ずれば夜中でも起きて書き記すという求道的努力である。

 

 

❖ 金に綺麗

 俗な人間、俗悪な人間は必ず金に汚い。金をどう使うか、金をどう得るか、金というものをどう考えるか。これは非常に剴切(がいせつ)な問題である。

 

 

❖ 一場の夢

 いかなる偉大な功業も何れの日に夢と消える。
権勢のごときは最も愚かしい語り草になろう。永遠に変わらぬ尊いものはやはり至誠の人格と献身の美徳である。

 

 

❖ 多忙

 現代は実に忙しい。忙という字が良く意味を表している。亡くなる。亡ぶということで、人間は忙しいと、その忙しいことに自己を取られ、自分を亡くし、どうしても、ぬかりが多くなる。

 

 

❖ 心の太陽

 太陽の光に浴さなければ物は育たない。同じで、人の理想精神というものは心の太陽です。理想に向い情熱を湧かす。それは、日に向かう、太陽を仰ぐということだ。

 

 

❖ 朝こそすべて

 暁は(あきらか)という字で(さとる)という字でもある。夜の暗闇が白々と明け、物のあやめ・けじめが見えてくる。さわやかな中に、心が澄み、頭が冴え、物の姿があきらかになってくる。それだけでも物事がわかる。

 

 

❖ 談笑決事(だんしょうことをけっす)

 如何なる難題や重大な問題に接したとしても心に余裕を持ち相手の話を良く聞き笑顔で問題を一気にかたづけてしまうことだ。

 

 

❖ 徳のはじめ

 元気というものは朗らかである。晴れ晴れして、快活である。だから人はいつも快活を失わないということ、これがまずもって人間の徳の初めである。

 

 

❖ 功を奏す

 意外な相談相手や役立つ人から救いを得る事があります。そのような事は結局その人の平素の心がけ、人付き合いと言った事が功を奏するのである。

 

 

❖ 素行自得

 人はとかく自分を忘れて人をうらやんだり、足元を見失うものだ。だから、自分の立場に基づいて実践することで、本当の自分、真の自己というものをつかまなければならない。

 

 

❖ 会心の語

 人に会うたびに何かぴったりくる話をする。そんな人は確かに佳宝である。

 

 

❖ 飯後徐歩、偶然少酌

 約束して飲むというのはあまり面白くない。思いがけない時にふいと親友がやって来た。何はともあれというので、ほんの有り合せでちょっと飲むというのはなかなか良いものだ。

 

 

❖ 炉香冷えず

 香炉のほのかにさめきらずにあるのは懐(なつ)かしいものです。室と同じく人にも香りが仄(ほの)かになければならない。

 

 

❖ 読書と連想

 書を読む際は、生きた人生に連想が及ぶことが必要だ。それを頭が閃(ひらめ)くという。学問が身について来た証拠だ。

 

 

❖ 中立の意味

 何れの味方もしないというのは、中立ではなく介在である。中立とは両者の一段高所に立つことだ。

 

 

❖ 文と質

 人間は常に質が文より勝(まさ)っていることが望ましい。その人に奥深いものがどっしりあって、そこに若干(じゃっかん)の表現があれば好い。

 

 

❖ 人生の画期(かっき)

 二十前後は品性的にできるかできないか、三十前後は社会的役に立つか立たないか、四十から五十は実を結ぶか結ばないか、六十以後は安心して死ねるか死ねないかの時期である。

 

 

❖ 如来(にょらい)

 如来というのは何も仏さまに限ったものではない、道を修めればみな如来である。すべての人は本来みな如来で、如来を持っているのである。

 

 

❖ 自由と責任

 自由には起立と同時に、それに伴う責任がある。それを守って初めて、お互い同士が美しい調和、いいかえれば礼儀、礼と譲る、礼儀が成り立つのである。

 

 

❖ 形而上学(けいしじょうがく)

 超現実的な直覚、これが正しい意味に於ける形而上学というもので、やはり人間は精神を集中して全身全霊をそのものに打ち込まなければ精神も磨かれないし本当の力も発揮できない。

 

 

❖ 和顔平議(わげんへいぎ)

 心の動きは、そのまま顔に表れる。すなわち和顔を保つには、言葉づかいにも気をつけて人と交流し、顔を見ただけでホッとするような親しい人づきあいに心がけたいものだ。

 

 

❖ 欠乏礼賛(けつぼうらいさん)

 人間は多少欠乏の生活が好い。それが修養となる。
十の生活費が必要な場合に八ぐらいしか収入がないという生活が一番理想的だ。

 

 

❖ 健康な人

 人間として欲望も才能も、そして気力も気魄もあり、しかもよく反省して自己を粛清し、てきぱきと事を処理していけるというのが本当の健康な人なのである。

 

 

❖ 沈黙は金なり

 言葉が多い。とかく煩わしくて、軽薄になりやすい。真実は、沈黙を愛するもので、立派な人ほど、また心のこもった場合ほど、とかく言葉は少なくなりがちである。

 

 

❖ 生きることは絶対

 何の為にとか、何が故にとかいうことは、生きるということから後に生じて来るもので、生きる、そのことは絶対なのだ。

 

 

❖ 人間の頭脳

 人間の頭はどれほど使っても悪くならない。使えば使うほどよくなる。頭を使って頭を悪くしたなどとは間違いで、それは頭が悪くなったのではなくて、身体のどこかが悪いために、その影響を受けただけのことだ。

 

 

❖ 人間を変える

 人間を変えるような学問でなければ学問ではない。その人間とは他人の事ではなくて自分の事である。他人を変えようと思ったならば、先ず自分を変えることである。

 

 

❖ 先哲から学ぶ

 不安な時代に我々はどこに安心を求め、生活に力を入れるか。それには血の出るような生活の中から戦い抜いた先哲の研究が一番。

 

 

❖ 情熱

 人に大切なものは、知識よりも才能よりも、何よりも真剣味であり、純潔な情熱である。感ずれば夜中でも起きて書き記すという求道的努力である。

 

 

❖ 金に綺麗

 俗な人間、俗悪な人間は必ず金に汚い。金をどう使うか、金をどう得るか、金というものをどう考えるか。これは非常に剴切(がいせつ)な問題である。

 

 

❖ 一場の夢

 いかなる偉大な功業も何れの日に夢と消える。
権勢のごときは最も愚かしい語り草になろう。永遠に変わらぬ尊いものはやはり至誠の人格と献身の美徳である。

 

 

❖ 多忙

 現代は実に忙しい。忙という字が良く意味を表している。亡くなる。亡ぶということで、人間は忙しいと、その忙しいことに自己を取られ、自分を亡くし、どうしても、ぬかりが多くなる。

 

 

❖ 心の太陽

 太陽の光に浴さなければ物は育たない。同じで、人の理想精神というものは心の太陽です。理想に向い情熱を湧かす。それは、日に向かう、太陽を仰ぐということだ。

 

 

❖ 朝こそすべて

 暁は(あきらか)という字で(さとる)という字でもある。夜の暗闇が白々と明け、物のあやめ・けじめが見えてくる。さわやかな中に、心が澄み、頭が冴え、物の姿があきらかになってくる。それだけでも物事がわかる。

 

 

❖ 談笑決事(だんしょうことをけっす)

 如何なる難題や重大な問題に接したとしても心に余裕を持ち相手の話を良く聞き笑顔で問題を一気にかたづけてしまうことだ。