一般社団法人日本反訳士協会は,裁判で音声データを証拠の資料として提出する資料の作成に関する専門的を業務を行っています。共に,音声データの反訳<テープ起こし>の専門技術者を志す方に反訳士の職名資格取得通信講座の受講も受け付けています。
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反訳書の作成 音声データを書式に整える(役割、書式、余白、見本、納期)

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・証拠書類の作成

 古くはテープレコーダ,アナログレコード,VHS,ペーターなどの記録媒体があり,
近年では,ICレコーダー,ボイスレコーダー,ドライブレコーダー,スマートフォン,携帯端末,固定電話,コールセンター)など,多くの録音,録画機器があります。
その進化した録音媒体を活用し記録した生の会話や状況情報は争っている裁判で真実を証明する重要な手段なのです。

一度は耳にした言で,
・百聞不如一見(bǎi wén bùrú yī jiàn) =「百聞は一見にしかず」の格言があります。
「何度も何度も聞くだけではなく,実際に目で見ることで誰もが納得できる。」と先人の教えが有ります。

そこで,近年の裁判で真実や事実を的確に証明できる音声,動画などの証拠情報(反訳書)を反訳書に整え提出する機運が高まっています。

参考…民法第148条の要約を抜粋しますと「写真又は録音テープ等の証拠を提出するとき,録音,録画等の対象で証拠となる日時及び場所を明らかにする。」とされています。
したがいまして,明らかにすることを以下に整理しますと,

誰と誰?,その誰と何を話したか?
その会話者らとの関係?
録音,録画の場所?
録音,録画の年月日は?
録音,録画の開始及び停止時刻?
会話や状況記録の経過時間?
証拠とする会話や状況を指し示す書面内の文字位置?
思い込み,想像,創作でないことの証明?
有形力や無形力の状態や事態を文字化表記したか?

(例)公用文反訳書の録音時刻表記の例として,
・午前9時から録音を開始した場合 ⇒ 9時00分00秒
・午後4時30分から録音を開始した場合 ⇒ 16時30分00秒

さらに民法では

第144条
録音テープ等を反訳した文書を提出して書証の申出をした当事者は,相手方がその録音テープ等の複製物の交付を求めたときは相手方にこれを交付しなければならない。

第148条
写真又は録音テープ等の証拠調べの申出をするときは,その証拠説明書において,撮影,録音,録画等の対象並びにその日時及び場所をも明らかにしなければならない。

裁判所に提出する証拠資料の反訳書は公用・行政文用語法に準拠した反訳書三冊の反訳音源三品一組を一式として提出する。

 

・反訳音源の状態

録音,録画状態の悪い反訳書の作成では「その一言(ひとこと)が時を劃(かく)す」と語られるように,人生をかけ争っている裁判ではわずか一言の会話や有形,無形の力の情報は裁判に大きく影響を及ぼすことを実戦で経験した反訳士は熟知しています。

証拠収集の時,ポケットやカバンに機器を納めた状態で会話が激しく対立して体が動きマイクが衣服に触れ「ガサガサ、ザーザー」と会話の背景に雑音が紛れることも有り,同時に雑音も記録されてしまうことも有ります。

さらに,マイクに近い人の声は大きく,離れた人の声は小さく良音な会話が記録されないこと,その上,隣の席の人とが会話に混入,証拠集録には厳しい状態で記録されることも多く経験しています。

その悪条件の録音,録画に反訳士は二名~三名,時には四名が同一場面を確認して証拠となる会話時刻,会話者,会話内容,連続行番号を整えるのが証拠資料となる公用文書式の反訳書なのです。

 

・反訳書の見本

最高裁判所は裁判所の事件に関する記録その他の書類(以下「裁判文書」という。)について,平成13年1月1日から,日本工業規格A4判の用紙を使用し,書式を横書き(左とじ)と定めた。

<様式>
・A4版横書きとする(片面のみ使用。A3判の袋とじもしない。)
・文字サイズは12ポイント
・1行文字数は37字
・1ページの行数は26行
・余白は,上端35㎜,下端27㎜,左側30㎜,右端15~20㎜
・左端は,綴じしろ,2箇所でステープラー(ホッチキス)止め,上端は受付印用のスペースとなる。

反訳書

・校正用反訳書の見本

この校正用反訳書は,反訳士が反訳した公用文書式の反訳書で,証拠資料として裁判所に提出前の最終チェク反訳書です。

反訳書作成依頼者は訂正,修正カ所を(赤文字)で表記,再び反訳士に差戻し,反訳士は(赤文字)カ所を再び音声と聴き合わせ(黒文字)にし証拠資料の反訳書として完成される。

校正用反訳書

・反訳時間と納期

録音,録画を基にして反訳が作成された場合の書面情報と反訳時間の概略


反訳音源時間

反訳文字数

頁数

行数

校正反訳書の提出

完成日予定納期
15分 16,500文字 29頁 700行 4日目 7日目
30分 33,800文字 58頁 1,420行 6日目 9日目
45分 51,750文字 121頁 2,168行 8日目 11日目
60分 68,500文字 158頁 2,827行 9日目 12日目
1時間15分 83,200文字 189頁 3,420行 10日目 13日目
1時間30分 79,750文字 227頁 4,072行 11日目 14日目
1時間45分 113,600文字 260頁 4,671行 12日目 15日目
2時間 128,500文字 293頁 5,285行 15日目 18日目
2時間30分 159,000文字 367頁 6,518行 16日目 20日目
3時間 200,800文字 458頁 8,158行 17日目 23日目

※注意…・①,②,③,④,⑤,⑥の記号について
録音会話の速度によりそれぞれの数値に変化が生じます。
さらに,音源のノイズや雑音除去の作業が追加された場合は,完成納期日は変更されます。

① = 各種録音機器で録音された音声データの時間

② = 音声データから反訳された文字数

③ = 公用文書式の反訳書に整えられた合計頁数で、納品は反訳書三冊、音源三品

④ = そけぞれの会話者が発言した会話の行数

⑤ = 依頼者から音源を受取、反訳開始後の校正のための反訳書の提示予定日

⑥ = ⑤で校正終了後、再び音声と確認し完成品の納品予定日

※ 反訳書の作成ご依頼について,
証拠資料の作成では十分な裁判日程を考慮しご依頼ください。

 

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